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国家公務員の定年65歳に
国家公務員の定年65歳に 人事院研究会が検討提言
中国新聞 2008/7/25
 人事院の「公務員の高齢期の雇用問題に関する研究会」(座長・清家篤せいけ・あつし慶応大教授)は二十五日、現在六十歳の国家公務員の定年を段階的に六十五歳まで延長することを検討するべきだと初めて打ち出した中間報告をまとめた。研究会は、二〇〇九年夏をめどに最終報告を出す。


 中間報告は、定年延長に向けた今後の検討課題を次の通りとしています。
(1)六十歳から大幅に給与水準を下げるなど人件費が増大するのを防ぐ方策
(2)昇進のスピードが落ちることによる士気低下を防ぐ方法
(3)六十歳以降はフルタイムで働きたくない職員の扱い方など
(記事続き)
 定年延長せずに六十歳でいったん退職した職員を六十五歳まで継続雇用する方法では、継続雇用に適した仕事量やポストを用意することは難しいと判断、全体の昇進のスピードを遅らせる定年延長の方が実現性は高いとした。

 人事院は今後、政府で総合的に検討することや、六十歳定年を定めた国家公務員法の改正を働き掛ける方針だ。

 延長の理由として報告は、公務員の再就職あっせんの原則禁止といった天下り規制が今後強化されることや、年金の受給開始年齢を六十五歳まで段階的に引き上げることに伴い六十歳定年のままでは退職者が年金を受け取れない期間が生じることによる将来の不安を、解消する必要があるとした。

 延長に向けた今後の検討課題としては
(1)六十歳から大幅に給与水準を下げるなど人件費が増大するのを防ぐ方策
(2)昇進のスピードが落ちることによる士気低下を防ぐ方法
(3)六十歳以降はフルタイムで働きたくない職員の扱い方
―などを示した。

 定年延長について人事院は「(無収入の期間があると)公務員に優秀な人が集まらなくなり、公務が成り立たなくなる。六十歳を過ぎてもうけ話などを考えないで済むようにする必要がある」と説明している。

 人事院は昨年八月の勧告で定年延長や継続雇用など六十五歳までの国家公務員の雇用確保策について検討するよう提言、昨年九月から研究会を設置し検討していた。


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(非公開コメント受付中)

No title
60歳からではなく、50歳ぐらいで天井を設ける方が良いです。
むしろ、若いモンを増やすべきです。
彼らは今からちゃんと鍛えれば、高齢役人の半分の給料で、2倍以上の仕事をやります。
高齢者を甘やかすのではなく、若いモンが希望をもてるようにしてほしいです。
No title
> きよてぃ様

それぞれの年齢層の職員をどのように活用し、組織パフォーマンスを最適化するか、という問題ですね。
私も基本的に若手の育成を重視するきよてぃ様と同じ考え方で、以前も「稲穂型キャリアパス」を提唱しました。
ただ、若い人を増やしたくても、社会にパイが少ない上に採用も抑制されています。
したがって、高齢世代をいかに活用するかという視点も組織パフォーマンスの維持・向上のためには課題でしょう。
年取るほど
ピンキリで一緒くたに論じられないのが人の世なんだよなぁ。。。

DQNはさっさとクビにして、優秀なのだけ、60でも80でも100でも雇用できるのが理想なんだよなぁ。
No title
> WHY様

理想は確かにそうでしょうけど、ポストには「寿命」が必要だと思います。
特に事務次官のような権力のあるポストは、短い年数に限定すべきでしょう。
その決められた在任期間で成果を出すのも能力だと思います。
また、組織で仕事をする限り、いくら有能な人であっても、余人をもって替え難いという人材も、まずいないと思いますし、その替え難い事由により替え難い期間も限定されると思います。
有能な人の能力を生かすため、いつまでも現役で働き続けることができる天下り以外の仕組みは必要だと思います。
プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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