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法律施行のプロに 県職員
方主権、法律施行のプロに 県職員、実務研修強化
2010/07/19 静岡新聞
 国から地方自治体への権限移譲など地方主権改革の進展を受け、県は本年度、職員が“法律施行のプロ”となるよう政策法務能力の向上に向けた施策を強化する。政策法務は法を政策実現のための手段ととらえ、県民生活の向上にどのような法律・条例づくりやその執行、評価が必要か検討し、実践する取り組み。既に職員の法務研修などを始め、30日には静岡市内で講演会を開く。

 さすが、静岡県。
 ちなみに、イギリスでは、法制執務の担当者と政策立案者は別の役割として、別々の専門分野として確立しているそうです。法令を解釈するときには、立法者の意図を掴もうとするときがありますが、イギリスのやり方の場合だと、立法者の意図と政策立案者の意図は必ずしも同じにならないような感じがします。イギリスはコモンローの国なので、その辺アバウトなのでしょうか(笑。
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理性、感性、公共性
音楽と写真
写真は「Plumerian cafe -365photo-」から
音楽と写真」 by nanami



 行政の仕事は、まず法令ありきです。したがって、その解釈と運用をめぐって、公務員は融通の利かない人間になりがちです。その中でも、行政の内部管理に従事する職員は、融通の利かない人間の中でも最も融通の利かない人種かもしれません。自分は、その人種の一人ではないかと自省することしきりで、先般も「自治体職員有志の会」のMLで手に入れた「クレド」を携帯するようにしたところです。

 公務員は、自分では理性的に仕事をしていると思っているうちに、大事な感性を失っているのかもしれません。しかし、何事もバランス感覚が重要です。思えば、懇意にして頂いているnanamiさんは写真家でもありますが、ギうタリストの方から次のような非常に困難な依頼を受けたそうです。
 音楽を聴いて、受けたイメージで写真を撮ってみて

 私は、ミュージシャンや写真家といったアーティストに対する憧れがあります。彼らは非常に創造的な人たちで、その音楽や写真から湧き出てくるような何かを感じるときがあります。そういうものを「無」の状態から創り出すというアーティストを私は尊敬します。写真家でいえばnanamiさんはもちろん、他には故前田真三氏がいます。ミュージシャンで一人名前を挙げると、ギタリストの山本要三氏がいます。Ain Soph妖精の森」での山本氏のソロは、私が高校生のときに初めて耳にしましたが、いま改めて聴いてみても鳥肌が立ちます。

 思えば、調査や統計数値などといった事実に基づき、理詰めで政策を作り説明責任を果たしていく人たちの中にも、「感性」を感じさせる人がいます。眼の付け所というか、眼を付けたものから発想をしていくプロセスに政策企画者としての感性を感じさせます。私は、これを「政策センス」と呼んでいます。

 思えば、私も高校・大学時代はギタリストでしたからアーティストでした。
 私の作ったこの曲のイメージで、ソロを弾いてみて
 と友人に頼まれたものでした。

 私のソロは、一度たりとも友人の曲に採用されることはありませんでしたので、私に音楽のセンスがないのは諦めています。本業の行政の方でも、まだ私の施策が採用されたことはないのですが、こちらのセンスの欠如についは、退職するまで諦めるつもりはありません。

 nanamiさんのこの写真は、そのイメージの元となった音楽を聴いてみたくなる一枚です。
好奇心、向上心、公共心を胸に
8th Crossover21 金曜日から今日まで東京へ行って来ました。Crossover21のイベント「第8回異業種ディスカッション大会」に参加するためです。今回で2回目の参加です。

 私は「人財を活かそう!日本の「働き力」を高めるには?」を議論するグループに参加しました。このトピックを議論するグループは他にも3グループありました。私のグループのファシリテーターは産業技術総合研究所大谷竜博士で、グループメンバーは、総務省、神戸製鋼所三井物産中央三井アセット信託銀行トヨタ自動車にお勤めの方々のほかNPO法人からもいらしていました。私のグループでは、「モチベーションを上げるにはどうしたら良いか」「人の意識を変えるにはどうしたら良いか」ということが中心的な話題になりましたが、さすがにこういう場に出てくる人たちは、人前でも物怖じせずによく自論を主張されます。2時間程度のディスカッションが、アッという間に終わってしまいました。ディスカッションに引き続き、同じテーマについて話し合ったグループ間でプレゼンと質疑応答が行われました。

 懇親会は立食パーティーで、今回はディスカッションとは異なるグループを組んでクイズが行われました。懇親会では久しぶりにタムケンさんに再会しました。お笑い芸人の「たむらけんじ」さんではありません。田村あゆちさんのご主人です。タムケンさんは、同じイベントに参加していた事務所のインターン生のかたを紹介して下さいましたが、この方は私のクイズのグループで一緒だった方で、100人くらいいる中で一緒になった一人ですから、ものすごい偶然で驚きました。懇親会では人事院の職員の方とも知り合いました。体育会系の元気な方で、留学を考えている前向きな方でした。

 二次会は、新宿西口の居酒屋に場所を移して行われました。二次会ではoldyorkerさんと池田洋一郎さんと久しぶりにお話をしました。池田さんには、私が持参した池田さんの著書「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ」に一言書いていただいたのですが、その言葉がとても嬉しく、また私のモチベーションを鼓舞するものだったので、ここにご紹介したいと思います。

僕の留学はkinkinさんと共にありました。これからも好奇心、向上心、公共心を胸に、より良い社会をともにつくっていきましょう!



 

条例で学ぶ政策づくり入門
条例で学ぶ政策づくり入門
 第一法規の「政策法務Facilitator」(Vol.25)に、東京法令出版から牧瀬稔氏が出版されている単行本「条例で学ぶ政策づくり入門」の紹介をさせていただきました。
 「政策法務Facilitator」は、「政策法務の理論と実践」を購読すると、追録とともに提供される政策法務の最新トピックスを収めた小冊子です。

 この度、第一法規様のご好意により、拙ブログに転載させていただきます。


 第一法規「政策法務Facilitator」(Vol.25)掲載
 地方の時代と言われるようになって久しい。著者は、この地方の時代には、「国」対「地方」という関係から「地方」対「地方」の関係へと質的な転換が迫っていると解釈している。また、この新しい意味での地方の時代において、地域間における競争とは何かについて具体的な問題を提起し、この競争に勝つための武器として身に付けるべき政策立案能力について説いている。

 3部構成の本書は、第1部で政策力の重要性について指摘し、条例の基礎的事項に触れた上で「愛のムチ条例」など全国のユニークな条例の数々を紹介しつつ、政策条例を立案する際の視点について、図表を交えて解説している。

 第2部は、近年注目されている「子どもの権利条例」「協働推進条例」「自治基本条例」など7つの政策条例の事例を紹介している。著者は本書を「初歩」と位置づけているが、各条例の背景や概要の解説には、著者の研究者としての真髄を垣間見ることができ、非常に迫力のあるものになっている。

 第3部は、補論という位置づけで、著者独自の政策立案における視点に触れている。政務調査費の現状と方向性について触れた部分は、議員各位にも関心の高いところだろう。また、政策開発とは何かについて暫定的とことわりながら紹介している意外な結論が興味深い。

 著者は、政策条例の策定に当たって、他自治体の既存の類似条例を模倣する手法を否定しない。模倣も地域の実情に即した創造につなげるにはセンスが必要である。本書は、読者の興味を惹きつけるであろう数多くのユニークな条例を紹介し、各自治体があの手この手で何をどうしようとしているのかという試行錯誤を解説している。これは、模倣から創造に至るために必要な「政策センス」を、著者が読者とともに捉えようと試みたものではないだろうか。また、本書の随所には「M研究員のメモ」が登場し、読者に考えるヒントを与えてくれる。

 郷土を愛する多くの自治体職員と地方議員には、政策センスのエッセンスの詰まったこの一冊を、是非、手に取ってもらいたい。

(磐田市役所総務部職員課 曽野田欣也)
第1回管理職員研修会
 平成21年度管理職員研修会の第1回として実施した磐田化学工業株式会社常務取締役の溝口利徳氏の講演を聴くことができました。経営の第一線で活躍されている方のお話は、非常に現実的で迫力のあるものでした。

 溝口氏の講演で印象的だったのは、経営理論を重視しているということでした。企業経営の実務家は、学者やコンサルの方々とは違い理論は重視せず、現実的な実践主義者なのではないかと想像していましたが、まったく検討違いで、組織原則と呼ばれる「専門化の原則」、「命令一元化の原則」、「権限・責任一致の原則」、「統制範囲の原則」についても触れ、聴講者にも問いかけられていました。

 私は、理論は実務に役に立たないものだと軽視していたわけではありません。
 自分たちは理論などにとらわれていないと思っている実務家は、遠い昔の名前すら忘れられてしまった三流学者の説に従っているだけのことが多い。
ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』から
 
 ケインズの言葉にもあるように、最新の考え方の勉強もせずして、立派に実務ができているなどと自惚れていてはいけないということでしょう。そういう意味では、単に、私に理論面での勉強が不足しているだけのことであって、溝口氏の該博な理論面における知識も理論を重視しているからというわけではないのかもしれません。

 さて、溝口氏の講演は「立志の経営」で始まりました。私の場合、社会の役に立つ政策の公平無私の立場からの提言が公務員志望の動機でした。こうした思いだけでは、ことは済みません。自分の思いの実現のためには、行動を起こすことが必要です。行動が環境の変化につながり、行動を継続することによって初めて成果が生まれます。失敗したとしても、行動し続ける限り、失敗はありません。

 講演では、「組織存続の戦術」の中の一つとして「競争上の優位性」について触れられました。これは、私もその思想を行政組織に導入できないかという発想(資源ベースの自治体人事戦略)を持つ、リソースベース(Resouce-based View)の考え方です。希少で真似るのが難しい経営資源が競争優位の源泉であるという考え方です。溝口氏は、民間企業の例として、ソニーの革新、トヨタの営業力などの例を挙げられた上で、「一番」になることの大切さを分かり易く、かつ、説得力のある方法で説明されていました。

 また、「革新」について話されたときには、常に新しいものの開発に取り組むことの大切さを強調されていました。これは行政においても当てはまります。常に社会に目を向け、市民の声に耳を傾け、行政として取り組むべき問題点を探り、状況に対応した課題に施策を打っていく必要があります。ただ、民間では利益を求めることから「古いものを棄てる」ことができますが、行政の場合はこれは必ずしもうまく行きません。これまで行政が行ってきて古くなったもの、有用度が低下したものについても、それを必要としている市民の方がいる限りにおいて、行政はこれを止めることができません。もちろん、その行政サービスの提供主体を替えることも一つの手法ではあります。

 この講演は、幹部職員を対象にしたものであり、私には聴講の機会はありませんでしたが、溝口氏は講演を録音させて欲しいという私の依頼を快諾してくださいました。この場を借りて心よりお礼申し上げます。
プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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