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2008/03
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バッハの顔を遺骨から復元
復元されたバッハの顔=ロイター
かつらを取ればこんな顔? バッハの顔を遺骨から復元
asahi.com 2008年03月01日11時27分
 かつらをとればこんな顔――。
 「音楽の父」、ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685~1750)の顔がこのほど、遺骨をもとに復元された。短髪でふっくらした健康そうな顔だちは、かつらをかぶったおなじみの肖像画とちょっと違った印象を受ける。

 バッハは、私が最も好きな音楽家です。

 この写真のイメージは、残念ながら、私がバッハの音楽から抱く彼のイメージとは全く違います。

 私には、この写真の人物が「G線上のアリア」で有名な管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲をクリエイトしたアーティストには見えないのですが、今も昔も人は見かけによらないのかもしれません。
落札「マイナス12万円」
ブログ「初心忘るべからず」のtihoujiti様経由で、

落札「マイナス12万円」和歌山の業者 「お金払う価値ある」
2008年2月28日 読売新聞
 有田川町が2008年度の資源ごみ収集・処理業務を委託する指名競争入札で、和歌山市内の廃棄物処理業者が「マイナス12万円」で落札、町は27日、同業者に契約の締結を伝えた。
 町は予定価格を1078万円に設定していたが、年間12万円の収入が見込めることになり、町管財検査室は「町の支出になるはずが、逆に収入になった」と驚いている。

 今までに「0円入札」は経験したことがありますが、マイナス入札はありません。
 商売上、行政から受注したいという業者もあるでしょうし、入札参加側としてはいろいろな目論見があるでしょう。

 今回の落札業者の話として記事の伝えるところによると、
 松田商店によると、旧吉備町はごみ分別の意識が高く、ルールが守られているため、コストも低く抑えられ、月に数十万円の収益が見込めるという。
 松田洪佑専務は「金属の価格が高騰しており、資源ごみの収集、処理にはお金を支払う価値がある」
 ということです。

 このことは、環境行政の観点から、ゴミも資源になるということがいえるだけでなく、まちづくりの観点からは、当該自治体が社会的コストの低い構成員による組織体であるという観察もできます。

 自治体規模が大きくなったり、都市化が進んだりすると、こうしたローカルな効果も期待できないということが一般的に言えると思いますが、行政コストを下げるためには、行政側だけでなく市民や企業も社会構成員として、同じベクトルに向けての努力が必要であることが分かります。

 組織や自治体の大規模化は、全体的なスケールメリットがある反面、ミクロ面でのコスト効率の低下が生じていることも知らなければなりません。

 いずれにせよ、昨今のまちづくりの中で、協働の重要性が説かれる由です。
県職員の研修派遣めぐる訴訟
県職員のSO研修派遣めぐる訴訟、原告の請求を棄却
信濃毎日新聞 2月29日(金)
 2005年に長野市で開いたスペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会の運営組織SONAなどに、県が職員を研修派遣したのは、職務専念義務を定めた地方公務員法に違反するなどとして、職員給与など合計約4億2000万円余を田中康夫前知事とSONAなどに返還させるよう県に求めた二つの訴訟の判決で、長野地裁は29日、原告の訴えを退けた。

 職員派遣は、今から10年くらい前に、インター設置などのための手法として活用された第3セクターへの派遣で問題になりました。

 その結果、「公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律」ができ、自治体では「公益法人等への職員の派遣等に関する条例」が制定されました。

 一般的に、同法第6条第1項により、これに基づく派遣には給与は支給されませんが、場合によっては、給与が支給できることが同条第2項に規定されています。

 同法の国会での審議の中でも、この第2項の意味については議論されています。

 これについて、国会では、同法を運用する自治体の判断である旨の回答がされていますが、給与を支給するとした場合、実際として説明が難しいと思います。

 長野県の場合は、同法との関係ではなく、地方公務員法上の職務専念義務について争われたようですが、この派遣が違法とされなかったのは、
 田中前知事が大会事務局などから依頼があった人的支援に協力する趣旨の発言をしたことから「人的支援の意味合いがないとはいえないのは確か」としたが、「短期派遣者も単なる支援要員ではなく認識の程度の差はあるものの研修や勉強の機会としてとらえていた」
 と認定されたからですが、裁判所が「研修や勉強の機会」と認定した論拠について、判決書に目を通してみたいと思います。

 確かに、県側の主張のとおり、こうした派遣が職員にとって研修効果があり、職務として行うことも人材育成の一環として有用であろうかと思います。

 同法によるものに限らず、派遣研修の内容を検討する際は、第3セクターで問題とされた点の議論を振り返る必要があるでしょう。
プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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