2008-07-09(Wed)

写真は「イングランド 写真の日々」から「Idyllic」
by ukphotography
私が好きなイングランドがここにあります by 曽野田欣也
職階制を廃止し、人事評価を規定する改正地方公務員法は、前国会においても可決されず、継続審議となりました。
改正地方公務員法は、職務給原則の徹底を謳っています。これは、職能給制が職員の高齢化とともに人件費を肥大化させたことも、改正の要因であろうかと思います。
職務給の場合、同一労働同一賃金に近い運用になります。管理職手当の定額化もこの考え方に近いものです。
人件費高騰の原因は、職能給制そのものではなく、同制度を適切に運用してこなかったことにあります。つまり、職能給制は職員の能力向上に伴い上昇する賃金制度のはずなのにも関わらず、能力の評価もなく定期的に昇給させてきた運用が問題であるということです。
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