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2008/07
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職能給と能力主義の皮肉
Idyllic

写真は「イングランド 写真の日々」から「Idyllic
by ukphotography


私が好きなイングランドがここにあります by 曽野田欣也


 職階制を廃止し、人事評価を規定する改正地方公務員法は、前国会においても可決されず、継続審議となりました。

 改正地方公務員法は、職務給原則の徹底を謳っています。これは、職能給制が職員の高齢化とともに人件費を肥大化させたことも、改正の要因であろうかと思います。

 職務給の場合、同一労働同一賃金に近い運用になります。管理職手当の定額化もこの考え方に近いものです。

 人件費高騰の原因は、職能給制そのものではなく、同制度を適切に運用してこなかったことにあります。つまり、職能給制は職員の能力向上に伴い上昇する賃金制度のはずなのにも関わらず、能力の評価もなく定期的に昇給させてきた運用が問題であるということです。

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プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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