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行政とコスト意識
救急車、軽症者の利用が大幅減…財政破たんの夕張で意識変革
2008年7月16日 読売新聞
 全国各地で安易に救急車を呼ぶケースが目立つ中、財政破たんした北海道夕張市では、軽症者の利用が大幅に減少している。

 危機感を抱く医療関係者らの呼びかけに、住民の間で「タクシー代わりに使うことはやめよう」という意識が芽生え始めた。(北浦義弘)

 救急車を「タクシー代わりに使おう」という意識の人もいるでしょうが、実際には救急車を呼ぶべき事態なのか否かを判断するのは、難しいこともあろうかと思います。

 我々は行政サービスの提供者としてだけでなく、その受け手としてもコスト意識を持つ必要があります。これは、税金そのものの使い方だけでなく、税金を使って提供される行政サービスにも適正な使い方があることを意味します。

 コスト意識が負担の公平感という観念にまで敷衍されていると見ることもできます。フリーライダーが問題とされる由です。

 この意識は、行政サービスだけでなく、様々な分野で顕在化しています。例えば、携帯電話の販売方式にもこれが表れており、DoCoMoのバリューコースなどこれまでインセンティブとして販売価格から割り引かれていた奨励金を含まない販売方式がビジネスモデルとして登場しています。

 いずれにせよ、こうした実態を掴むのが難しい人の社会的意識の現状や変化を読み取ることも政策立案においては、重要な要素となります。

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World e-Government
Mr. Yamazaki in Korea
山崎泰啓氏(浜松市副市長) in
World e-Government Mayors Forum 2008
世界35都市「ソウル電子政府宣言」を採択(中央日報 2008.7.9)



 渋々と言った感じですが、ご本人から承諾を得たので、ご紹介させて頂きます。

 浜松市学生寮の先輩である山崎泰啓氏(現浜松市副市長)が、World e-Government Mayors Forum 2008でプレゼンを行いました。

 リンク先は、ソウル市のサイトにある1時間6分の動画ですが、早送りして29分40秒の時点から山崎先輩の英語によるプレゼン(5分間)が始まります。

 世界に向かって自分のふるさとの情報発信ができるなんて、素晴らしいですね。

< Mayors Roundtable 2 >
Date: 8 July 2008, 11.00 - 17.00
Venue: Crystal Ballroom, Lotte Hotel Seoul
Participants: each city representative (mayor/vice-mayor/CIO), a group of experts

 山崎氏によると、日本のプレゼンは、市川市の千葉市長も英語で行い、横浜市の中田市長と東京都の谷川副知事が日本語で行ったそうです。渡辺大臣もいらっしゃったようです。

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自主勉強会とは何か
ヒツジの丘
写真は「イングランド 写真の日々」から「ヒツジの丘
by ukphotography


久々の更新に歓喜 by 曽野田欣也


 最近、職場で自主勉強会が組織できないかと思案しています。
 
 勉強会の目的は、職員個々の「政策立案能力の向上」です。

 勉強会での活動を通じて見聞を広げ、あるいは共通図書を読んだ上で個別の政策に関して議論を行ったり、情報を収集したり、世の中の趨勢を読んだりすることを通じて政策立案能力の向上を図ります。大きな組織における勉強会ならば、普段は顔も名前も知らない職員同士の縦と横のつながりを持つキッカケにもなるでしょう。

 こうした勉強会は、35歳くらいまでの若手職員を中心に行うのが好ましいと考えます。なぜなら、勉強会の成果は、短期的には出ないものだからです。若手職員が、今後、中堅となり、幹部となって行く過程で政策職員という太くしっかりとした木に成長していくことが成果です。

 その過程においては、勉強会の木に実った果実のデキを発表する機会もあれば長期的なモチベーション維持も図れるでしょう。具体的には、発表会を催してプレゼンをしたり、論文にして庁内発表したりするのも良いと思います。そのうち庁舎の中から外へ、市内から市外へ向かって提言をし、外でも議論されるような政策が生まれてくれば、それは本市にとっても非常に有益なことでしょう。

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プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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