2008-07-31(Thu)
「59歳以下なら誰でも」 山口・周南市が新採用枠
asahi.com 2008年7月31日
基礎自治体の守備範囲は非常に広いものの、事務の性格は定型業務の遂行といったルーチンがそのほとんどを占めています。決められたことを、決められた通りに行うことが非常に重要な業務です。
このような業務が主な業務である組織においては、同質的な人間で組織を構成するほうが好ましく、多様な人材は必要ないかもしれません。
しかし、自治体が自らやるべきことを選択し、そのやり方を決め、その責を負う立場にある自治事務については、定型業務の遂行能力だけでは住民の福祉は向上しません。
そこで、多様な人材を積極的に獲得するため、採用施策として採用条件を緩和することが考えられます。
技術的には、選考をどのように行うかという課題もあるでしょうが、それより大きな課題は、こうした試験を実施する組織が、この試験をパスして入庁してきた人たちに対して、その年齢や職種に応じたキャリア・パスが提供できるか、という点です。周南市では、今回、事務、化学技術(水質検査)、 建築技術、管理栄養士、保育士・幼稚園教諭を募集しているようです。
終身雇用制の社会で、組織は従業員のキャリア形成に対して非常に大きな責任があります。
asahi.com 2008年7月31日
山口県周南市は来年度の職員採用で、学歴をいっさい問わず、年齢も59歳以下ならだれでも受験できる採用枠を設けた。名づけて「UIJターン・再チャレンジ」型採用試験。昨年度、一般の採用より年齢・学歴の条件を緩めたところ受験者が殺到したのに気をよくして、今回は条件をほとんど取り払った。
基礎自治体の守備範囲は非常に広いものの、事務の性格は定型業務の遂行といったルーチンがそのほとんどを占めています。決められたことを、決められた通りに行うことが非常に重要な業務です。
このような業務が主な業務である組織においては、同質的な人間で組織を構成するほうが好ましく、多様な人材は必要ないかもしれません。
しかし、自治体が自らやるべきことを選択し、そのやり方を決め、その責を負う立場にある自治事務については、定型業務の遂行能力だけでは住民の福祉は向上しません。
そこで、多様な人材を積極的に獲得するため、採用施策として採用条件を緩和することが考えられます。
技術的には、選考をどのように行うかという課題もあるでしょうが、それより大きな課題は、こうした試験を実施する組織が、この試験をパスして入庁してきた人たちに対して、その年齢や職種に応じたキャリア・パスが提供できるか、という点です。周南市では、今回、事務、化学技術(水質検査)、 建築技術、管理栄養士、保育士・幼稚園教諭を募集しているようです。
終身雇用制の社会で、組織は従業員のキャリア形成に対して非常に大きな責任があります。
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