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全国最低水準の給与削減案
労組へ全国最低水準の給与削減案  岡山県職員、月給平均9・5%削減
山陽新聞 2008/10/30
 岡山県は30日、県財政構造改革プラン素案に沿い、警察官や教職員を含む県職員の給与カット率について、現行の平均3%から月給9・5%、ボーナス6・5%に引き上げて全国最低水準とする給与削減案を県職員労組などの関係労組に提示した。期間は2009年度から4年間。

 県は年間約140億円の歳出削減効果を見込み、12月県議会での給与条例改正を目指すが、組合側は強く反発しており、交渉は難航が予想される。

 職員給与を全国最低水準とする案を12月議会に出すのを10月に組合側に示すというのも、急な話だと思われるかもしれませんが、労使交渉とはこういうものです。
 組合側としては、市の財政状況や他自治体だけでなく民間における勤務条件の趨勢を常に注視し、自らの要求とするところを決め、また当局側の出方を推測しなければなりません。お互いに隙があれば、そこを突かれるのは当然です。この時期の鍔迫り合いのために、一年間のそれ以外の部分が準備期間として用意されているのです。

 労使関係には、団体ごとの交渉の歴史があり、険悪なものもあれば紳士的なものもあります。当局側にしても担当者の心情としては、「自分が人事課にいるときに、給与カットはしたくない」というのがホンネでしょうし、組合側も「俺(私)が組合執行部の役員をやっているときに、給与カットはされたくない」というのがホンネでしょう。24,000人の給料を4年間に渡り削減するという判断ですから、非常に重い責任です。

 岡山県では、折りしも10月7日に人事委員会の給与勧告がされたばかりです。そこでは、昨年の人事院勧告同様、初任給を中心に若年層に限定したものではあれ、給料表の引き上げが勧告されています。こうした自治体における労使交渉は、公務員の労働基本権(PDF)に関する考察の先鞭となるかもしれません。

 私は十数年前に組合執行部の役員を経験し、今は人事当局にいます。両方の立場を経験してみて思うのは、交渉は妥協の産物である、ということと、交渉は、勉強不足の方が負ける、ということです。また交渉現場に臨む者としては、どちらの立場にあるにせよ「無信不立(信無くば立たず)」と言えます。

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プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
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