2009-06-15(Mon)
kei-zu様経由で、次の記事を知りました。
小城市職員が難関「技術士」合格 県内市町で初
佐賀新聞 2009年06月14日
素晴らしいことで、私も感動です。合格率10数%の難関試験に5回も挑戦する持続力も素晴らしければ、「下水道事業には多額の税金を投入する。1円も無駄にしないため、常に最良の判断ができるよう技量を高めたい」と資格取得を決めた、という志も公務員として模範的です。
事務職の場合でも、昇任試験があったりします。これについて、所属により業務に繁閑があり昇任試験は不公平だという意見を聞いたりしますが、私はそうは思いません。業務に必要な知識や判断力を問う試験ならば、通常業務の繁閑に関わらず誰もが修得すべき内容のものだという意味では公平だからです。
実は、本市にも技術士の有資格者である土木技師がいます。彼から技術士のテキストを譲って頂いたのですが、その中には、なんと「人的資源管理」の項目もありました。私の専門とする分野ですが、テキストのその内容はかなり詳細に亘るもので、専門分野の奥深や技術士が難関の資格であるということは容易に想像できました。
本市の建築技師の場合ですと、自腹で専門学校へ通い、一級建築士の資格を取得します。その結果として建築主事に任命され、大きな責任を負うことにもなります。それでも資格を目指して時間と金をかけて勉強に勤しむ姿勢は、事務屋も見習わなければならないところだと思います。
事務屋の場合、行政実務を通じて財政的視点、法律的視点、行政的視点等からのものの見方、仕事の進め方や構成の仕方を経験的に身に付けていきます。行政規模が大きくなればなるほど、それらの視点について複雑で詳細、かつ、専門的な力が求められますが、特に行政的視点からの判断力の獲得は非常に困難です。これに係る知識は、非常に抽象的でノリッジマネジメントも難しいものです。しかし、このノウハウを知識化し、組織内で学習効率を高める努力をすることは、個々の職員の職能を高めるためにも必要な人事施策ではないでしょうか。
小城市職員が難関「技術士」合格 県内市町で初
佐賀新聞 2009年06月14日
小城市職員の大坪大介さん(35)が、県内の市町職員としては初めて国家資格の「技術士」に合格した。合格率十数%の難関で、大坪さんは5度目の挑戦で突破。「市民に信頼される技術者になりたい」と、業務にさらなる情熱を燃やしている。
素晴らしいことで、私も感動です。合格率10数%の難関試験に5回も挑戦する持続力も素晴らしければ、「下水道事業には多額の税金を投入する。1円も無駄にしないため、常に最良の判断ができるよう技量を高めたい」と資格取得を決めた、という志も公務員として模範的です。
事務職の場合でも、昇任試験があったりします。これについて、所属により業務に繁閑があり昇任試験は不公平だという意見を聞いたりしますが、私はそうは思いません。業務に必要な知識や判断力を問う試験ならば、通常業務の繁閑に関わらず誰もが修得すべき内容のものだという意味では公平だからです。
実は、本市にも技術士の有資格者である土木技師がいます。彼から技術士のテキストを譲って頂いたのですが、その中には、なんと「人的資源管理」の項目もありました。私の専門とする分野ですが、テキストのその内容はかなり詳細に亘るもので、専門分野の奥深や技術士が難関の資格であるということは容易に想像できました。
本市の建築技師の場合ですと、自腹で専門学校へ通い、一級建築士の資格を取得します。その結果として建築主事に任命され、大きな責任を負うことにもなります。それでも資格を目指して時間と金をかけて勉強に勤しむ姿勢は、事務屋も見習わなければならないところだと思います。
事務屋の場合、行政実務を通じて財政的視点、法律的視点、行政的視点等からのものの見方、仕事の進め方や構成の仕方を経験的に身に付けていきます。行政規模が大きくなればなるほど、それらの視点について複雑で詳細、かつ、専門的な力が求められますが、特に行政的視点からの判断力の獲得は非常に困難です。これに係る知識は、非常に抽象的でノリッジマネジメントも難しいものです。しかし、このノウハウを知識化し、組織内で学習効率を高める努力をすることは、個々の職員の職能を高めるためにも必要な人事施策ではないでしょうか。
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