2011-12-17(Sat)
きょうは、静岡産業大学(磐田キャンパス)で授業の一コマを頂き、1~3年生を対象に講義をしました。これは、静岡産業大学の「冠講座」の一つで、磐田市職員が、「磐田市の都市経営」について、大学で講義をするものです。今日は、40人近くの学生さんが来てくれました。
私の担当した講義は「公共経営と行財政改革」という堅苦しいタイトルで、学生さんにとってつまらないものだったと思います。そこで、講義に先立ち、このタイトルに「就職活動に役立つ考え方のヒント」という副題を付けて話を始めました。
磐田市だけではなく、昨今、民間企業においても求められる人材像に「自律型人材」というのがあります。ルーチンワーカーは、いろんな方法で容易に確保できます。しかし、自律型人材の獲得は容易ではなく、また、その育成には時間と手間を要します。いずれにせよ、行革に必要なマインドは、この自ら考え行動すると説明されることの多い「自律性」と同義であるというのが私の考えです。
さて、私は、数年前から、職場の内外を問わず、人前で話す機会が増えて来たのをキッカケに、話し方・伝え方の良し悪しについて考えてきました。
以前、岡本全勝さんから教えていただいた、人前で話すときの秘訣に従い準備をして臨みましたが、今回も少し時間が足りなくなり、後半部分は少し内容を省略して進めました。
話をしている最中は、話している内容が、相手に理解されているのかどうか不安になります。理解されないまま話を先に進めても、その先の話も理解されないことになるからです。その結果、講義の前段部分の説明で、あれこれ話し出し、予定以上の時間を費やし、最終的に時間が足りなって、最後は端折ることになります。
90分間の授業のうち、75分が私の講義で、残り15分が学生のレポート作成という時間配分でした。聞く立場になると、この75分間は、決して短い時間ではありません。私の講義は、オーディエンスの集中力を75分間、維持させるパワフルさと魅力を欠いていました。これが今回の反省点で、取り上げる材料を精査して、もっとオーディエンスに関心を持ってもらえるものにする必要を感じました。また、取り上げる材料だけでなく、講義自体にメリハリをつけるため、75分間しゃべり続けるだけでなく、学生さんに問い掛けるなど工夫をしたものの、効果が出ませんでした。次の機会までに、さらに工夫をしなければいけません。そのためにどうしたら良いか、また考えます。
講義には、一般市民の方も聴講に来ておられ、市の取組みについて情報発信する絶好の機会でした。
国家公務員給与削減の臨時特例法案が流れたばかりであり、一般市民の方や学生の皆さんにとっても関心の高いところと思い、「公務員の給与」や「人件費改革」について、詳しく説明させて頂きました。その中で、国家公務員や磐田市職員の給与は、誰がどうやって決めているのか、という話のほか、磐田市の人件費改革の取組みとして、職員数の削減について紹介させてもらいました。
講義の後、学生さんからレポートの中で、様々な意見を頂きました。その中には、「公務員給与は民間との比較で、数値化して示すべきだ」というのがありました。行政が市民の皆さんに分かりやすく説明するという観点から非常に有用なご意見だと思います。ありがとうございました。これについては、人事院の資料「給与勧告の骨子」をご覧下さい。ここでは、官民給与の月例給の差額として、「899円(△0.23%)」などといった数値が上げられています。
また、私の「もし貴方が市長だったら、行政ではなく市民や企業などが行うべきと考えることは何か」という問いかけには、さまざまな事業について、ご提案を頂きました。講義にいらっしゃった学生さんたちの意識は非常に高く、私も大変勉強になりました。
そのほか、聴講に来られた一般市民の方からも、早速、メールにて非常に専門的なご質問を頂きました。
本日このような機会を頂きまして、大学関係の皆さまには、本当にありがとうございました。
私の担当した講義は「公共経営と行財政改革」という堅苦しいタイトルで、学生さんにとってつまらないものだったと思います。そこで、講義に先立ち、このタイトルに「就職活動に役立つ考え方のヒント」という副題を付けて話を始めました。
磐田市だけではなく、昨今、民間企業においても求められる人材像に「自律型人材」というのがあります。ルーチンワーカーは、いろんな方法で容易に確保できます。しかし、自律型人材の獲得は容易ではなく、また、その育成には時間と手間を要します。いずれにせよ、行革に必要なマインドは、この自ら考え行動すると説明されることの多い「自律性」と同義であるというのが私の考えです。
さて、私は、数年前から、職場の内外を問わず、人前で話す機会が増えて来たのをキッカケに、話し方・伝え方の良し悪しについて考えてきました。
以前、岡本全勝さんから教えていただいた、人前で話すときの秘訣に従い準備をして臨みましたが、今回も少し時間が足りなくなり、後半部分は少し内容を省略して進めました。
話をしている最中は、話している内容が、相手に理解されているのかどうか不安になります。理解されないまま話を先に進めても、その先の話も理解されないことになるからです。その結果、講義の前段部分の説明で、あれこれ話し出し、予定以上の時間を費やし、最終的に時間が足りなって、最後は端折ることになります。
90分間の授業のうち、75分が私の講義で、残り15分が学生のレポート作成という時間配分でした。聞く立場になると、この75分間は、決して短い時間ではありません。私の講義は、オーディエンスの集中力を75分間、維持させるパワフルさと魅力を欠いていました。これが今回の反省点で、取り上げる材料を精査して、もっとオーディエンスに関心を持ってもらえるものにする必要を感じました。また、取り上げる材料だけでなく、講義自体にメリハリをつけるため、75分間しゃべり続けるだけでなく、学生さんに問い掛けるなど工夫をしたものの、効果が出ませんでした。次の機会までに、さらに工夫をしなければいけません。そのためにどうしたら良いか、また考えます。
講義には、一般市民の方も聴講に来ておられ、市の取組みについて情報発信する絶好の機会でした。
国家公務員給与削減の臨時特例法案が流れたばかりであり、一般市民の方や学生の皆さんにとっても関心の高いところと思い、「公務員の給与」や「人件費改革」について、詳しく説明させて頂きました。その中で、国家公務員や磐田市職員の給与は、誰がどうやって決めているのか、という話のほか、磐田市の人件費改革の取組みとして、職員数の削減について紹介させてもらいました。
講義の後、学生さんからレポートの中で、様々な意見を頂きました。その中には、「公務員給与は民間との比較で、数値化して示すべきだ」というのがありました。行政が市民の皆さんに分かりやすく説明するという観点から非常に有用なご意見だと思います。ありがとうございました。これについては、人事院の資料「給与勧告の骨子」をご覧下さい。ここでは、官民給与の月例給の差額として、「899円(△0.23%)」などといった数値が上げられています。
また、私の「もし貴方が市長だったら、行政ではなく市民や企業などが行うべきと考えることは何か」という問いかけには、さまざまな事業について、ご提案を頂きました。講義にいらっしゃった学生さんたちの意識は非常に高く、私も大変勉強になりました。
そのほか、聴講に来られた一般市民の方からも、早速、メールにて非常に専門的なご質問を頂きました。
本日このような機会を頂きまして、大学関係の皆さまには、本当にありがとうございました。
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