自主勉強会とは何か
2008-07-21(Mon)

写真は「イングランド 写真の日々」から「ヒツジの丘」
by ukphotography
久々の更新に歓喜 by 曽野田欣也
最近、職場で自主勉強会が組織できないかと思案しています。
勉強会の目的は、職員個々の「政策立案能力の向上」です。
勉強会での活動を通じて見聞を広げ、あるいは共通図書を読んだ上で個別の政策に関して議論を行ったり、情報を収集したり、世の中の趨勢を読んだりすることを通じて政策立案能力の向上を図ります。大きな組織における勉強会ならば、普段は顔も名前も知らない職員同士の縦と横のつながりを持つキッカケにもなるでしょう。
こうした勉強会は、35歳くらいまでの若手職員を中心に行うのが好ましいと考えます。なぜなら、勉強会の成果は、短期的には出ないものだからです。若手職員が、今後、中堅となり、幹部となって行く過程で政策職員という太くしっかりとした木に成長していくことが成果です。
その過程においては、勉強会の木に実った果実のデキを発表する機会もあれば長期的なモチベーション維持も図れるでしょう。具体的には、発表会を催してプレゼンをしたり、論文にして庁内発表したりするのも良いと思います。そのうち庁舎の中から外へ、市内から市外へ向かって提言をし、外でも議論されるような政策が生まれてくれば、それは本市にとっても非常に有益なことでしょう。
市役所に入った頃、「勉強会」に入らないかと誘われて喜んで入ったものの、勉強会を組織する目的が私のそれとは異なることに気づき、脱会した経験があります。
それ以来、市役所内での勉強会に関与することを避け、外に目を向け、日英協会といった国際交流活動、近隣の同業他社の勉強会のほか、最近ではCrossover21、東海NPM研究会、土曜会などといった県外の勉強会への参加に明け暮れて来ました。
こうした勉強会が我が市役所には存在しないとしたら淋しいものです。その存在を私が寡聞にして知らないだけかもしれません。
先日、30代の職員たちと話す機会がありました。私は自分のこうした経験とこれまでの活動について紹介し、うちの役所にも何らかの勉強会ができないか、と彼らに投げかけをしてみました。
しかし、中には、それは「人事の役割だ」とし、「個々の職員が自発的に取り組むべきものではない」という見解を持つ者も複数いました。確かに、プロジェクトチームのように、人事課などが組織として取り組む勉強会もあるでしょうが、私が論じているのは、それとは別物であり、あくまで職員が自主的に構成し、自律的に運営していくものであり、そうした職員個々の取り組みのキャリア形成上での必要性です。
注意したいのは、職員個人が望む政策と、組織が選択する政策は異なることがあって当然だということです。誰でも自分の企画を世に問いたいものです。しかし、政策の意思決定は、最終的には政治が行います。
我々は公務員として、中立な立場から政策を提言するのが役割です。
それ以来、市役所内での勉強会に関与することを避け、外に目を向け、日英協会といった国際交流活動、近隣の同業他社の勉強会のほか、最近ではCrossover21、東海NPM研究会、土曜会などといった県外の勉強会への参加に明け暮れて来ました。
こうした勉強会が我が市役所には存在しないとしたら淋しいものです。その存在を私が寡聞にして知らないだけかもしれません。
先日、30代の職員たちと話す機会がありました。私は自分のこうした経験とこれまでの活動について紹介し、うちの役所にも何らかの勉強会ができないか、と彼らに投げかけをしてみました。
しかし、中には、それは「人事の役割だ」とし、「個々の職員が自発的に取り組むべきものではない」という見解を持つ者も複数いました。確かに、プロジェクトチームのように、人事課などが組織として取り組む勉強会もあるでしょうが、私が論じているのは、それとは別物であり、あくまで職員が自主的に構成し、自律的に運営していくものであり、そうした職員個々の取り組みのキャリア形成上での必要性です。
注意したいのは、職員個人が望む政策と、組織が選択する政策は異なることがあって当然だということです。誰でも自分の企画を世に問いたいものです。しかし、政策の意思決定は、最終的には政治が行います。
我々は公務員として、中立な立場から政策を提言するのが役割です。
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