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2023/05
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今後の運営と15年前の私
 自主勉強会「磐田ゼミ」では、これまで講師を招いての2回の勉強会のほか、一部の参加者が集まって今後の運営について協議の場を2回設けている。私は、仕事の都合でどちらの協議にも出席できなかったが、30歳前後の職員5~10人が中心となって進めている。とても頼もしいことだと思う。そして、今後が非常に楽しみである。

 さて、話は変わるが、実は、15年ほど前、私は市役所を辞めようと真剣に考えたことがある。市役所に入って5年目の年、私は公務に幻滅し、仕事にやりがいや面白さを感じられずにいたことがあった。その時、相談をしたのは浜松市学生寮の先輩で、当時、浜松市役所の職員であった内田幸博さんなどであった。内田さんは、毎日のように仕事の後、深夜過ぎまで相談に乗ってくれた。そして、週末にもしばしばご自宅にお邪魔したものだった。内田さんのほかにも、浜松市学生寮の寮長をされたI氏や先輩のYさんがいる。たくさんのかたにご迷惑をかけた。

 私が仕事に対するやりがいを取り戻し、転職を考え直すキッカケとなったのは、退職の相談をする中で、内田さんからまちづくりや公共政策に対する思いを聞かされたことであった。仕事にやりがいを持って誠実に取り組む人の姿は美しい。そして、仕事について目を輝かせながら語る人の顔は眩しい。内田さんのように行政に情熱を傾けられる素晴らしい人たちとの出会いが、それ以来今まで、ずっと私のモチベーションを支えている。

 ある日、磐田ゼミのメンバーの一人が、仕事で浜松市役所へ出張し、内田さんと偶然お話をする機会があったそうだ。内田さんは、そのとき、磐田市役所から来たという彼を捕まえ、私のこの15年前の冴えない逸話をばらしてしまったのだ! 出張から帰庁した彼は、ニヤニヤして「曽野田さんにも、そんなときがあったんですねぇ!」と私に言ってきた。遥か昔、自分が若かりし頃のことが、意外なところからカミング・アウトして大笑いである。人との出会いは奇遇なものである。

 私が15年前に、人との関わりを通じて仕事のやりがいを取り戻すことができたように、私も若手職員に仕事について何かを語れる人間になりたいと思っている。また、磐田ゼミという若手職員の自主的な取り組みが彼らにとって何らかのモチベーションやキャリア形成を考える機会になればと願う。

 内田幸博さんは、その後、浜松市役所を退職され、いまは浜松市議会の議長を務められている。
 私が15年前に転職を考えていたときの配属は、職員課人事係であった。そして、いま私は同じ部署に戻り、人事係長をしている。

 15年前にご迷惑をおかけした内田さん、I氏そしてY先輩には、この場を借りて心から感謝申し上げます。今でもなおご迷惑をおかけすることがあるのは本当に心苦しいのですが、同じ釜の飯を喰った学生寮の腐れ縁だと思って、それはそれで許してください。

(PS)
内田さん、あの時のことは、これ以上ばらさないでください。
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(非公開コメント受付中)

磐田ゼミ
ようやく少し仕事が落ち着いてきました。
12月は、時間がとれそうなので、また磐田市に行こうと思っています。
後ほど、メールしますので、日程調整させてください。
ブログも、本日から、復帰しようと思っています。忙しくなったら、また更新が遅くなってしまいますが・・・
Re:磐田ゼミ
お世話になってます。
12月にはまたゼミでの講師をよろしくお願いいたします。
ブログのほうも楽しみにしています。
プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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