海外出張の「支度料」廃止
2008-11-17(Mon)
海外出張の「支度料」廃止 政府、事務経費100億―200億円削減
2008/11/14 nikkei.net
支度料は、海外出張において国内出張と異なる携行品等の準備に要する費用のために支給されるものです。外国への出張のほとんどない本市のような場合には、ほとんど影響がありません。自治体においては、国に先立って当該旅費を廃止しているところもあります。
国では「民間企業との実態とかけ離れている」ということで、Fami.netには、
また、
問題は、支度料を支給すべきか廃止すべきかのほか、支給を継続するのなら、定額支給のままなのか実費支給にすべきか、ということでしょう。私の回りにも毎年海外旅行をするものもいれば、私のように数年に一度という者もおり、それでもほとんどの人は新婚旅行でしか行ったことがない、という人たちです。海外旅行をしたことがあるとしても、頻繁ではない場合、その支度のため特別に掛かる経費はあろうかと思います。これと一般に海外旅行が珍しいことではなくなった事実とは異なる次元の話です。したがって、支度料を実費支給するにしても、対象となる事項について整理してみる必要があるでしょう。
2008/11/14 nikkei.net
政府は14日、海外出張する職員に日当とは別に、5万―8万円支払っていた「支度料」を2009年度から廃止する方針を決めた。
保険料や医薬品などの購入に充てる名目だったが、民間企業の実態とかけ離れていると判断し、実費支給に改める。留学などの長期の場合には支給する。行政の無駄な支出を排除する「ムダゼロ」の一環。10年度中に全省庁共通のオンラインの精算システムも導入、事務経費だけで年100億―200億円の削減を見込む。
保険料や医薬品などの購入に充てる名目だったが、民間企業の実態とかけ離れていると判断し、実費支給に改める。留学などの長期の場合には支給する。行政の無駄な支出を排除する「ムダゼロ」の一環。10年度中に全省庁共通のオンラインの精算システムも導入、事務経費だけで年100億―200億円の削減を見込む。
支度料は、海外出張において国内出張と異なる携行品等の準備に要する費用のために支給されるものです。外国への出張のほとんどない本市のような場合には、ほとんど影響がありません。自治体においては、国に先立って当該旅費を廃止しているところもあります。
国では「民間企業との実態とかけ離れている」ということで、Fami.netには、
1)支度料
ほぼ80%近くの企業が支給しており、主に出張に必要な旅装や身の回り品をそろえる費用に充てる。職階別、出張地域別、出張期間別で支給額に格差をつけているケースが多く、初渡航か再渡航かによっても差がある
ほぼ80%近くの企業が支給しており、主に出張に必要な旅装や身の回り品をそろえる費用に充てる。職階別、出張地域別、出張期間別で支給額に格差をつけているケースが多く、初渡航か再渡航かによっても差がある
また、
石川知事(静岡県)は「民間企業でも6割がこういう仕組みを持っているようにも聞いている。しかし、旅費条例が制定された時代状況とは今日、ずいぶん変わって、違和感が出ていることも事実だ
(2006年4月12日 朝日新聞)
という観察があります。その後、静岡県では、外国政府派遣条例に基づく国に準じた支給以外の支度料を廃止したようです。(2006年4月12日 朝日新聞)
問題は、支度料を支給すべきか廃止すべきかのほか、支給を継続するのなら、定額支給のままなのか実費支給にすべきか、ということでしょう。私の回りにも毎年海外旅行をするものもいれば、私のように数年に一度という者もおり、それでもほとんどの人は新婚旅行でしか行ったことがない、という人たちです。海外旅行をしたことがあるとしても、頻繁ではない場合、その支度のため特別に掛かる経費はあろうかと思います。これと一般に海外旅行が珍しいことではなくなった事実とは異なる次元の話です。したがって、支度料を実費支給するにしても、対象となる事項について整理してみる必要があるでしょう。
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