落札「マイナス12万円」
2008-03-01(Sat)
ブログ「初心忘るべからず」のtihoujiti様経由で、
落札「マイナス12万円」和歌山の業者 「お金払う価値ある」
2008年2月28日 読売新聞
今までに「0円入札」は経験したことがありますが、マイナス入札はありません。
商売上、行政から受注したいという業者もあるでしょうし、入札参加側としてはいろいろな目論見があるでしょう。
今回の落札業者の話として記事の伝えるところによると、
このことは、環境行政の観点から、ゴミも資源になるということがいえるだけでなく、まちづくりの観点からは、当該自治体が社会的コストの低い構成員による組織体であるという観察もできます。
自治体規模が大きくなったり、都市化が進んだりすると、こうしたローカルな効果も期待できないということが一般的に言えると思いますが、行政コストを下げるためには、行政側だけでなく市民や企業も社会構成員として、同じベクトルに向けての努力が必要であることが分かります。
組織や自治体の大規模化は、全体的なスケールメリットがある反面、ミクロ面でのコスト効率の低下が生じていることも知らなければなりません。
いずれにせよ、昨今のまちづくりの中で、協働の重要性が説かれる由です。
落札「マイナス12万円」和歌山の業者 「お金払う価値ある」
2008年2月28日 読売新聞
有田川町が2008年度の資源ごみ収集・処理業務を委託する指名競争入札で、和歌山市内の廃棄物処理業者が「マイナス12万円」で落札、町は27日、同業者に契約の締結を伝えた。
町は予定価格を1078万円に設定していたが、年間12万円の収入が見込めることになり、町管財検査室は「町の支出になるはずが、逆に収入になった」と驚いている。
町は予定価格を1078万円に設定していたが、年間12万円の収入が見込めることになり、町管財検査室は「町の支出になるはずが、逆に収入になった」と驚いている。
今までに「0円入札」は経験したことがありますが、マイナス入札はありません。
商売上、行政から受注したいという業者もあるでしょうし、入札参加側としてはいろいろな目論見があるでしょう。
今回の落札業者の話として記事の伝えるところによると、
松田商店によると、旧吉備町はごみ分別の意識が高く、ルールが守られているため、コストも低く抑えられ、月に数十万円の収益が見込めるという。
松田洪佑専務は「金属の価格が高騰しており、資源ごみの収集、処理にはお金を支払う価値がある」
ということです。松田洪佑専務は「金属の価格が高騰しており、資源ごみの収集、処理にはお金を支払う価値がある」
このことは、環境行政の観点から、ゴミも資源になるということがいえるだけでなく、まちづくりの観点からは、当該自治体が社会的コストの低い構成員による組織体であるという観察もできます。
自治体規模が大きくなったり、都市化が進んだりすると、こうしたローカルな効果も期待できないということが一般的に言えると思いますが、行政コストを下げるためには、行政側だけでなく市民や企業も社会構成員として、同じベクトルに向けての努力が必要であることが分かります。
組織や自治体の大規模化は、全体的なスケールメリットがある反面、ミクロ面でのコスト効率の低下が生じていることも知らなければなりません。
いずれにせよ、昨今のまちづくりの中で、協働の重要性が説かれる由です。
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