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隣の市に給食業務委託
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写真は1976年






 2008年3月7日付けの官庁速報に、熊本県の長洲町が平成20年度から学校給食業務を隣接する荒尾市に委託という記事が載っています。

 委託により年間1500万円程度の経費節減効果が見込めるそうです。
 現在、1日約1500食を1カ所の給食センターで対応していますが、老朽化のため、今年度でこれを廃止するそうです。

 一方の荒尾市の給食センターでは、以前は1万食ほどを配給していたが、現在では5000食程度まで減少し余剰能力が発生しているそうです。

 同町は、
(1)荒尾市のセンターに配給能力がある
(2)老朽化に伴う経費を節減できる
(3)民間よりも安心感があり、安定的な配給ができる
 ことなどを理由に挙げています。

 「民間よりも安心感」があるという根拠は何でしょうか。同町内或いは近隣の給食配給業者に、食中毒などを起こした事例があるのでしょうか。

 他の民間業者との価格の比較をしても安く委託できたのでしょうか。入札はしたのでしょうか。

 市場化テストみたいでおもしろいです。

 自治体同士が共同で事務処理を行うこのはよくあることですが、他自治体へ委託をするとは、発想が柔軟でないとできません。

 私などは、とかく「できない」理由ばかりを考える傾向がありますが、関係自治体のみなさんの思考の柔軟性には頭が下がります。

 自治体業務の中で他にはどのようなものが他自治体へ委託できるのでしょうか。
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プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
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