「一番を目指すの当然」
2010-06-18(Fri)
蓮舫大臣が発言修正 「一番を目指すの当然」
2010/6/17 20時53分 産経新聞
蓮舫さんの発言があれだけ注目を浴びたのは、「一番を目指すの当然」という当然のことを否定した発言だったからこそです。競争において「2位ではだめか」などということはありえません。
人間の営みは複雑怪奇であって、仕分け作業による結果に正解はありません。説明をする人と説明を受ける人の関係における戦術の巧拙で結果は変わってきます。当事者の「説明の仕方」や「説明の聞き方」についてさまざまな戦術があります。説明をする側は、一円でも多く予算を獲得することが勝負の分かれ目であり、説明を受ける側としては、一円でも安く「一番を目指させる」のが戦略目標になります。つまり、「2位ではだめか」という「説明の聞き方(説明のさせ方)」は、戦略目標を達成するための戦術の一つに過ぎません。また、この戦術は、蓮舫さんの側が「2位でよい」という理由を説明する立場に立つというルールの下では使えない戦術であることは言うまでもありません。
2010/6/17 20時53分 産経新聞
蓮舫行政刷新担当相は17日、産経新聞などのインタビューで「(日本が)科学技術の分野で一番を目指す。あるいは他の分野でも一番を目指すのは当然だ」と述べた。昨年の行政刷新会議の事業仕分けで、次世代スーパーコンピューター開発に関し「2位ではだめか」とした自らの発言を修正した格好だ。
蓮舫さんの発言があれだけ注目を浴びたのは、「一番を目指すの当然」という当然のことを否定した発言だったからこそです。競争において「2位ではだめか」などということはありえません。
人間の営みは複雑怪奇であって、仕分け作業による結果に正解はありません。説明をする人と説明を受ける人の関係における戦術の巧拙で結果は変わってきます。当事者の「説明の仕方」や「説明の聞き方」についてさまざまな戦術があります。説明をする側は、一円でも多く予算を獲得することが勝負の分かれ目であり、説明を受ける側としては、一円でも安く「一番を目指させる」のが戦略目標になります。つまり、「2位ではだめか」という「説明の聞き方(説明のさせ方)」は、戦略目標を達成するための戦術の一つに過ぎません。また、この戦術は、蓮舫さんの側が「2位でよい」という理由を説明する立場に立つというルールの下では使えない戦術であることは言うまでもありません。
スポンサーサイト