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辞令書の廃止
 磐田市では平成23年度から原則として辞令書を廃止します。
 職員の採用退職や懲戒処分など職員の身分に関わる発令は、従来どおり辞令書により発令しますが、通常の人事異動など発令主義によるものは原則として全面廃止します。
 辞令書は、その発令内容により、職員にとって「もらって嬉しい」ものと「嬉しくないもの」があります。命令である限り、職員の「嬉しい」「嬉しくない」という感情は関係ありません。しかし、一般的に言って、昇格発令はもらって嬉しい辞令書です。この昇格に係る辞令書も廃止しますが、モチベーション管理の面から昇格者に対しては市長から直接訓示を行います。
 また、辞令書の必要性は儀礼的にも認められるところではありますが、仕事始めや仕事収めの式を廃止したり、時間外に行うようにするなどの措置を取っている自治体が多くなりました。これは、市民サービスの維持を時間という機会費用の面から考えて行われていることだと思います。辞令書の廃止は、これと同じ視点から行うものです。

 辞令書の廃止については、長年考察してきました。本ブログでも以前のエントリーで言及したことがあります。辞令書の廃止を制度的に進めるにはどのようにしたらよいかといった実務は、公職研の月刊誌「地方自治職員研修」(2010年7月号。通巻604号)第100頁にある「人事実務」のコーナーに詳しく載っていますので参考にしてください。
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プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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