経済財政諮問会議(平成20年第8回)
2008-04-16(Wed)

写真は「イングランド 写真の日々」から「春ヒツジ」
by ukphotography
子羊のカワイイ鳴き声が聞こえて来るようです by 曽野田欣也
平成20年4月15日、経済財政諮問会議(平成20年第8回)が開かれました。
同会議の資料中、「国民本位の「ムダ・ゼロ」政府を目指して(1)」(PDF)というものがあります。
その第2頁③では、目標管理の実施が推奨されており、「注」として、
政策評価は導入されており、職員の目標による評価も実施されるが、政策と職員の評価が、組織評価につながっていない。
とあります。国家公務員の昇給制度も、それを模倣した地方公務員の初任給規則においても「査定昇給」は単年度評価の前提です。
つまり、「査定昇給」は導入されても、それは従前どおりの「昇給日前」の1年間の勤務成績によることになっています。
昇格昇進の運用については、給与構造改革によっても旧態然のままメスは入れられていませんし、これを長期的視点からの処遇と捉えれば、査定昇給においても、その評価の対象期間を単年度ではなく、中期的な視点から政策の成果で評価する指標などを加える検討が必要でしょう。
この点は、拙ブログ「人事評価に中長期的な評価基準の視点を導入」で指摘しているところです。
人事評価制度については、中央官庁よりも地方自治体の方が進んでいると言えます。
人事評価に中長期的な視点を加えることは、目標管理を導入することによって達成されるものではありません。
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