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内部統制とグレーター・ナゴヤ
名古屋港


名古屋ポートビル6F会議室からみた名古屋港





 今日は、東海NPM研究会の例会に参加するため、名古屋港まで行って来ました。

 例会では、財務省第8入札等監視委員などをされている中澤政直氏(公認会計士)の「生産性向上のための『攻め』の内部統制」、また、細川昌彦氏の「グレーター・ナゴヤ』の飛躍に向けて」と題する講演などを聞き、その後、出席者で講師を交えて意見交換をしました。


 中澤氏の講演中「攻めの内部統制」の論点には、「人についている仕事を切り離して、仕事に人をつける業務機能の管理の必要性」や組織の目標を達成するには、「取り決めや仕組みが必要」とする主張がありました。これは、私の職務とも関連しており、触発を受けるところ大でした。

 中澤氏とは、例会後の懇親会で人事管理や組織管理など人的資源管理に関して議論をさせて頂き、自分のこれまでの実務に対する理解を深め、さらに考えを先に進めるキッカケを掴むことができました。


 細川氏については、私が人事担当になった頃、「ハーバード・ビジネス・レビュー」の「企業内大学白書:リーダーシップ・バリューの時代」を読ませて頂いたことがありました。しかし、当時の私には、同氏が経済産業省の官僚だという先入観も手伝って、その主張に至る背景が理解できないところがあり、そのままになっていました。

 細川氏にお会いするのは、今年の2月に引き続き2回目ですが、今回はこの点の疑問について、直接ご本人にお伺いすることができたのは幸運でした。次回お会いする際には、同氏が経験されたハーバードAMP(Advanced Management Program)について、詳しくお話を伺いたいと思っています。

 また、私は名古屋育ちということもあり、同氏の主張する『グレーター・ナゴヤ』構想には、まちづくりとしても関心を持っていました。静岡県西部には、もうすぐ空港ができます。空港を持つ経済圏としての地域の可能性についても、細川氏に見解を尋ねたところ、次から次へと出てくるアイデアに驚きました。細川氏は、官僚という物差しでは測れない人物であると思います。


 今回の例会では、まちづくりについても、自分の職務についても、自分の不勉強を痛感しました。また、多様な行政経験を重ねている公務員の皆さんとの新たな出会いもありました。この有意義な例会を企画して下さった東海NPM研究会の幹事の方に、この場を借りてお礼申し上げます。
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Secret
(非公開コメント受付中)

はじめまして、某自治体で同業者です。
内部統制は、課題となっていて、是非お話をお聞かせいただきたかったです。

 また、ブログでいろいろとご教示ください。
> 小役人様

訪問&コメントありがとうございます。

中澤政直先生とは、内部統制というより、主に私の職務に関連する分野について議論させて頂きました。
内部統制に関しては、私も考えがあるわけではなく、講演を拝聴して、これは行革と同じく非常に大きな組織的課題であると感じたしだいです。

また、既に閉鎖されたブログですが、「公務員になった公認会計士 in 監査委員事務局 公営企業編」の作者の視点は、勉強になりました。

人事担当部門としての内部統制は、神奈川県のように「不祥事防止対策条例」を制定することなのか、懲戒指針や倫理規程を整備することなのか、などと私も暗中模索の状態です。

こちらこそ、今後、意見交換・情報交換の程、よろしくお願い申し上げます。
プロフィール

きんた

Author:きんた
Yahooブログ「ある地方公務員の隠れ家」(since 2007/2/24)から移転しました。

【自己紹介】
・1964年 静岡県浜松市生まれ

【趣旨】
まちづくりと公共政策について考えます。
本ブログは私的なものであり、私の所属する組織の見解を反映するものではありません。

【論文等】
政策空間 2007年10月
複線型人事は新たなモチベーション創出への挑戦
政策空間 2009年2月
資源ベース理論による自治体人事戦略の構築

【連絡先】
下のメールフォームからお願いします。

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