内部統制とグレーター・ナゴヤ
2008-06-08(Sun)

名古屋ポートビル6F会議室からみた名古屋港
今日は、東海NPM研究会の例会に参加するため、名古屋港まで行って来ました。
例会では、財務省第8入札等監視委員などをされている中澤政直氏(公認会計士)の「生産性向上のための『攻め』の内部統制」、また、細川昌彦氏の「『グレーター・ナゴヤ』の飛躍に向けて」と題する講演などを聞き、その後、出席者で講師を交えて意見交換をしました。
中澤氏の講演中「攻めの内部統制」の論点には、「人についている仕事を切り離して、仕事に人をつける業務機能の管理の必要性」や組織の目標を達成するには、「取り決めや仕組みが必要」とする主張がありました。これは、私の職務とも関連しており、触発を受けるところ大でした。
中澤氏とは、例会後の懇親会で人事管理や組織管理など人的資源管理に関して議論をさせて頂き、自分のこれまでの実務に対する理解を深め、さらに考えを先に進めるキッカケを掴むことができました。
細川氏については、私が人事担当になった頃、「ハーバード・ビジネス・レビュー」の「企業内大学白書:リーダーシップ・バリューの時代」を読ませて頂いたことがありました。しかし、当時の私には、同氏が経済産業省の官僚だという先入観も手伝って、その主張に至る背景が理解できないところがあり、そのままになっていました。
細川氏にお会いするのは、今年の2月に引き続き2回目ですが、今回はこの点の疑問について、直接ご本人にお伺いすることができたのは幸運でした。次回お会いする際には、同氏が経験されたハーバードAMP(Advanced Management Program)について、詳しくお話を伺いたいと思っています。
また、私は名古屋育ちということもあり、同氏の主張する『グレーター・ナゴヤ』構想には、まちづくりとしても関心を持っていました。静岡県西部には、もうすぐ空港ができます。空港を持つ経済圏としての地域の可能性についても、細川氏に見解を尋ねたところ、次から次へと出てくるアイデアに驚きました。細川氏は、官僚という物差しでは測れない人物であると思います。
今回の例会では、まちづくりについても、自分の職務についても、自分の不勉強を痛感しました。また、多様な行政経験を重ねている公務員の皆さんとの新たな出会いもありました。この有意義な例会を企画して下さった東海NPM研究会の幹事の方に、この場を借りてお礼申し上げます。
スポンサーサイト